OUR COFFEE

ミャンマーでコーヒーをつくっています

ミャンマーのカローという町で、2016年からカフェを営んでいます。ミャンマー人と日本人が経営する、小さくも地元ではそこそこ人気のお店。
 
ここは地球のいわゆるコーヒーベルトに位置しており、コーヒーが育つ地域でもあります。
 

当店では以前より、近隣に暮らす山岳民族のダヌ族やパラウン族の村で栽培されたコーヒーをフェアトレードで買い取り、地元の産品として店で提供して来ました。

 
2020年、世界中で猛威を振るい始めたコロナ禍、その後ミャンマーでは2021年2月、軍事政権によるクーデターが発生。
平和は乱され、経済は混乱し、先行きの見えない不安な時代が始まります。

海外からのお客さんも来ない。いつ、町が戦場になってしまうかわからない。もしそうなれば、店の運営は難しいだろう。そうした状況がもし今後何年も続くとしたら…。
 
そのような中で一体何ができるだろう?
 
考えた末に出した結論が、コーヒー豆の生産でした。
 
2022年から山の畑を開墾して、コーヒーの木を植えました。その数およそ3万本。
試行錯誤を繰り返しながら、順調に木は育っています。
コーヒーの実がなり始めるのは3〜4年後と言われていますが、2024年末には少量ながら収穫できる見込みです。

2023年からはコーヒー豆の精製を開始しました。

今までは近隣の村から精製済みの豆を買い取っていましたが、コーヒー豆をチェリーの状態で買い取り、自社で丁寧に精製することで、大変品質の高いコーヒーを作り出すことができるようになりました。

そんな経緯を経て今、ミャンマーで新しく誕生したカロー産「シングルオリジン」のコーヒーを日本へお届けします。
 

 

 
現在、私たちは自社のコーヒー農園の育成や、周辺の村で収穫されるコーヒー豆の品質向上、そしてブランド価値の向上に力を注いでいます。
 

カローは美味しいコーヒー豆が育つ場所ですが、これまでは農園の開設や豆の本格的な精製事業は行われていませんでした。
 

私たちの取り組みにより、カローをミャンマーの重要なコーヒー産地に変え、農家の収入向上に繋げたいと考えています。
 

私たちが実績を積むことで、カローでコーヒー事業に取り組む人が増えることを期待しています。
 

多くの人々が経済的な困難に直面している今、コーヒーが少しでも地域の農家さんの生活向上に役立てば、これほど嬉しいことはありません。
 

どうか、私たちの取り組みを応援してください!


現地カフェのウェブサイト:English site

店主ブログ:シャン州で田舎カフェを開くまで

産経Biz掲載:ミャンマー、コーヒー産地でツーリズム 
 

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