2026/06/26 18:00
農園を歩いていると、場所によってコーヒーの木の育ち方にかなり差があることに気づきます。
その理由は土質や日当たり、水はけなどさまざまですが、この場所は少し特別な雰囲気をまとっていました。

そこにはひときわ立派な大木があり、そのまわりに植えられたコーヒーの木だけが、目に見えていきいきとよく育っていたのです。
ユーカリや竹のように、時にコーヒーの生育を妨げる木もありますが、この木はむしろ逆に、コーヒーの成長をそっと支えているように見えました。

調べてみると、その理由としては、木がつくる日陰の質がちょうどよいこと、落ち葉が土を豊かにしてくれること、地面の保水性を高めてくれること、さらには風よけの役割を果たしていることなど、いくつもの要素が考えられるそうです。
おそらく菩提樹の仲間と思われるこの大木が、周囲のコーヒーを元気に育てている姿を見ていると、自然が本来持っている大きな力をあらためて感じさせられます。
農園の森の中でこの木と向き合っていると、どこか静かな畏敬の念のようなものが湧いてくるのでした。
農園の中に、またひとつお気に入りの場所が増えた瞬間です。

